防災?減災研究センター
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広島大学防災?減災研究センターは、11月21日にオープンディスカッション2022『防災分野におけるDX活用』を、オンラインと対面のハイブリッドで開催し、学生?教職員、自治体職員、地域の方などが参加しました。オンラインでは約70人、東広島キャンパスのミライクリエ大会議室の対面会場では24人が集まりました。
最初に、防災?減災研究センター調査研究部門長の藤原章正先進理工系科学研究科教授から『防災DXによる新たな価値創出に向けて』をテーマに課題提起がありました。
その後、産学官から、3人のパネリストが登壇し、気象変化、発災直後の被災状況の把握、土石流災害現場の調査などにおける防災DXの活用の現状や研究成果について紹介いただきました。
『DXによる気象データ活用』 広島地方気象台長 中村 浩二
『防災でのリモートセンシングの活用』 広島大学先進理工系科学研究科 准教授 作野 裕司
『防災分野(主に土石流災害)のDX活用技術』中電技術コンサルント株式会社
上席執行役員?先進技術センター長 荒木 義則
後半のディスカッションでは、藤原教授のファシリテートで、気象、リモートセンシング、土木技術などの立場から、DXなどの最新技術の活用によって地域の災害対応力を高めるための議論を行いました。参加者からも多くの質問や意見がでるなど、活発な議論が行われました。
最後に、ファシリテーターの藤原教授より、「防災DXにより、様々な分野において防災?減災活動が高度化している状況を理解できたが、その一方で、データを相互利用するための環境整備、平常時と発災時などのタイミングごとに必要な情報の整理、現場での運用など、これから解決すべき課題も多いことが共有できた」とのまとめがありました。