平成29年4月18日(火)に「行政法1」(折橋洋介准教授担当?法学部専門科目)のゲストスピーカーとして奥達雄?財務省主計局主計官(文部科学係担当)が招かれ,講演「内部から見る行政―財務省課長職の職務経験を通じ―」が開催されました。
奥主計官は,まず,入省以降のご自身のキャリアに沿って,行政官(財務省職員)の仕事につき具体的エピソードに触れながらお話しをされました。そして,扱っている政策の具体的な例として給付型奨学金などの高等教育の公的負担を挙げ,政策を考えるにあたっては,誰がそのコストを負担するのか(今の納税者なのか,将来の納税者なのか)を曖昧にせずに議論すべきことを説かれました。
当日は「行政法1」の受講者を中心に,多くの聴講者が来場されました。講演後の学生からの質問に対しても親切にお答えいただき,有意義な講演となりました。